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2010年6月3日
「例会挨拶10・06・03」
【要旨】
● 昨日、鳩山首相が退陣表明した。当然といえば当然のことだ

● その辞任挨拶で、ひっかかった言葉がいくつがあった。特に引っかかったのは、「国民の皆さんが聞く耳を持たなくなったしまった」という部分だ。これは、いかにも自分の辞任は、聞く耳を持たなくなった国民の責任だと聞こえる。「私の声を聞かないのは国民のせいなんだ」とすり替えているが、自分の失政の責任を国民に転嫁するのは明らかに間違っている

● 今回の辞任の理由について、普天間飛行場の移設問題と政治とカネの問題の2つを挙げているが、そもそも両方とも自分が蒔いたタネだ

● 普天間飛行場の移設問題は、現行案通りにやっていれば何の問題もなかったと思うが、結果、大幅に遅れ、気がついてみれば元に戻った形だ。元に戻ったとは言え、きれいに揃っていたお膳は元のままかと言えば、お膳はひっくり返されており、沖縄県民の気持ちは違う。傷ついたし、愚弄され、弄ばれたと思っているに違いない

● 政治とカネについては、首相は「平成の脱税王」、小沢幹事長も「永田町の不動産王」と言われていたが、役職を辞めたらもう説明もしなくていいというわけではない。「国税庁は忘れた頃にやってくる」と、昔言われていたが、2人には国会で説明責任を果たしてもらいたい。野党として今後も糾弾していく

● なぜこのタイミングの辞任だったかと言えば、参議院選挙に不利だと思ったからとしか考えられない。国会会期末まで2週間、7月に参議院選挙があるこの時期、日程が詰まっているタイミングで辞任するのは、選挙のため以外に考えられない。その際、重要法案をどうするのか

● 自民党が開かれた国民政党として、党員・党友の声を聞いて総裁選挙をやったのと違って、民主党の代表選挙が、何人立候補するのか知らないが、時間がないからと、みんなで集まって、数時間で決めるのであれば、密室の談合とどこが違うのか

● 菅副総理が立候補表明したようだが、彼は副総理であり、現内閣が総辞職する責任がないということではない。財務大臣として、財政政策は今までと何が違うのか。普天間飛行場の移設問題についても、どういう話をするのか。野党の責務として、きちんと追及していくことが大事だ。財政のバラマキを今後も引き継いでいくのであれば、国会の場で堂々と「おかしい」と指摘し、参議院選挙に反映させていかないといけない

● このような事態を1日も早く終わらせて、きちんとした経済の成長戦略をつくりあげ、残り限られた国会の会期だが、全力を挙げるとともに、参議院選挙に向けて着々と準備を進めていただきたい



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