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「例会挨拶10・06・10」 【要旨】 ● いよいよ今国会も会期末まで残り1週間となり、いま与野党で会期の延長について議論が行われている
● 鳩山内閣が退陣したのは「政治とカネ」、「普天間基地移設」の2つが大きな理由だが、これらの問題は終わったわけではない。辞めたから終わったかと言えば、全然違う
● 説明責任を果たしてこなかった小沢氏は、証人喚問や政倫審できちんと説明するべきで、それを、「静かにしておいてください」という言葉で、「小沢氏を切った」という発想になるのはまったくおかしい。これは、「小沢を隠した」というのが正しい。きちんと出るべき所に出てきちんと話をするように言うべきで、小沢氏と菅氏の関係は認識しているが、「静かにしておいてください」では、単なる隠蔽の一助にしかなっていない
● 選挙直前になって内閣が変わったが、例えば、日米安全保障条約や普天間の話について、菅首相が副首相当時に発言をしてきた記憶が私にはない。菅内閣はいったいどういう考え方をしているのか、堂々と予算委員会などで質問し、国民にそれを知らしめるのは、野党として当然の責務で、政府としてもそれに答える義務と責任がある
● 戦前の政友会にしても民政党にしても、与野党の議論を拒んだ結果、国民は民主政治、議会政治に対して不信を持った。その結果はご存じの通りで、歴史の認識を踏まえたうえで、民主党に対して、野党としては、意見を堂々と述べる機会を作るべきで、少なくとも7月11日に選挙をやりたいという選挙目当てのためだけにそれを拒むのは、これを党利党略と言わずに何と言うのか
● きちんと会期を延長し、国民の持っている疑問を代弁者として問い、論陣を張って、そして、参議院選挙で信を問うていくことにするべきだ
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