麻生太郎オフィシャルウェブサイト
ホーム

麻生太郎事務所
【議員会館】
〒100-8981
東京都千代田区永田町2-2-1
衆議院第一議員会館301号室
電話:03-3581-5111(代表)
【筑豊事務所】
〒820-0040
福岡県飯塚市吉原町10-7
電話:0948-25-1121
プロフィール 講演・論文 我が選挙区 活動報告 出版物 記者会見 リンク きょうたろう

プロフィール
 
≪ 一覧に戻る

講演・論文
2007年8月17日 とことん議論、決めたら一丸

   この夏休みに海外に出かけられた方も多いと思います。私は今、中東和平実現のための開発支援構想「平和と繁栄の回廊」を具体化させる協議を終え、「東アジア・ラテンアメリカ協力フォーラム」(FEALAC)などに出席するため、中東から南米に向かっているところです。
 24日に帰国する予定ですが、「平和と繁栄の回廊」構想は日本ならではの中東和平プログラムです。早期に実現させ、中東和平の一助になることを願ってやみません。
 さて、参院選の結果を受け、安倍内閣や党執行部に対する提言や批判が党内で出されていることは、みなさんご存じのとおりです。こうした声をとらえ、面白おかしく取り上げる向きもあるようですが、自民党は開かれた国民政党です。ですから、いろいろ意見が出ない方がおかしいわけで、活発な意見が自由に出されることは非常に結構なこと。言い換えれば、自民党にまだ活力が残っていることの証明でもあります。
 だいたい内閣の中だって、政策や方向性を決めるときには活発な議論がなされるのが常です。私は小泉、安倍両内閣で総務大臣、外務大臣として閣内に入っていますが、小泉首相に対し郵政民営化で意見を申した事もありましたし、安倍首相にも公務員改革をめぐる手段・手法について異議を唱えたことがあります。
 要するに大事なのは、いろいろな意見を戦わせながらも、最終的には国民にとってベストな政策や目標を作り上げていく。そして、決めたからには一丸となって、進んでいくことなんじゃあないでしょうか。もちろん、間違えが分かれば素直に非を認め、他の意見や批判に応えてきちんと変わることも肝要です。
 私は安倍首相の続投を支持しました。それは首相が内閣改造を含め敗戦処理をし、その後は国民のために内閣、自民党を立て直していく覚悟を決めたわけですから、内閣の一員としては当然、それを支えていくべきだと考えたためです。
 改革を行っていくと、必ず「改善」「改悪」という2つの結果が出ますが、多くの企業が史上最高益を更新している一方で、地方や中小零細企業の疲弊はひどくなっているという現実もあります。こうした 部分への配慮が足りなかった事が、今回の参院選でも批判されたのだと思います。 改革の果実は一部のものだけではなく、地方や中小零細企業などすべての人々が享受すべきものであり、目指すべきは温もりを感じられる「小さくても暖かい政府」なんじゃあないでしょうか 。この辺りが、政府・自民党に課された今後の大きな課題の1つになるんだと思います。
   

Copyright 1999-2007 ASO TARO OFFICE All Right RESERVED.