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講演・論文
2011年1月1日 新年のご挨拶
 新年明けましておめでとうございます。皆様の力強いご支援に心から御礼、感謝を申し上げます。
 皆様に、この後援会報が届く頃、私はブラジルにいます。1月1日に行われますブラジル新大統領の就任式に、政府特使として参列するためです。「野党議員が政府特使になるのは前例がない」とマスコミで報道されましたが、他に適切な人も見当らず、私になりました。国益のためと思い、正月休みも返上です。
 ブラジルと日本。極めて友好的で、関係も深い間柄です。1908年、日本からブラジルに本格的移民が始まりました。「笠戸丸」と言えば、学校で学んだ記憶が蘇る方も多いかと存じます。すでに移住100年が過ぎ、日本人移民の子孫は5世、6世の世代になり、ブラジル社会に完全に融け込み活躍をされているところです。彼らの努力や信用、尊敬は日本の含み資産とも云えるでしょう。
 私自身も1960年代後半、サンパウロに1年近く滞在した経験があります。当時のブラジルはハイパー・インフレに見舞われた大変な時代でしたが、現在は経済成長も著しく、BRICの一員として発展しています。日本との間ではデジタルテレビ日本方式の採用や鉄鋼分野での協力関係など経済交流も活発で、天然資源も多く、日本にとって極めて大切な国です。
 さて日本でありますが、民主党政権になって以来、外交や経済、安全保障など、国の根幹となる部分が揺れ動き、国民の不安や危機感が急速に拡がっています。もちろん国際的な信頼も失墜しています。
 なぜ、こうなったのか。信念を持たないパフォーマンス政治の結果です。沖縄の普天間基地の移設問題など、その最たるものです。当時の鳩山総理は「腹案がある」「最低でも県外移設」と大見得を切られました。結果、「腹案」は無かった。ただ日米の信頼関係を崩しただけでした。沖縄県民にも不信を植えつけました。日本の国をどのように守るのかという最も大切な理念もなかった。その後の中国、ロシアの動きは、まさにこの点をついたものであります。
 また経済。大学を卒業しても就職先がない。景気回復の遅れと雇用問題は極めて深刻です。経済が活性化し景気が良くならなければ、雇用も回復しません。自明の理ではありませんか。今日の資産デフレ不況に対応するには、企業や皆様が持たれている土地など資産の価値を上げることや、景気を刺激する財政出動が必要と思っています。インフラ整備などの公共投資も削減するのではなく、増やすことです。さらには経済の成長戦略が必要です。日本は技術の国です。技術大国として、日本は成長して来たのです。「なぜ、一番でなければならないか」ではなく「一番を目指す」という努力こそが、今日までの日本の経済発展を支えて来たのです。そのためにも、それを支える財政出動が必要なことは確かです。
 昨年7月の参議院選挙。そして福岡市長選をはじめ各地で行われた首長選挙。いずれも自民党、公明党が推薦、または支持した候補者が勝利しました。このまま民主党に国を任せてはおけない!
まさに国民の率直な意志の表明であります。
 国を守り、国民を守る。政治の原点です。国民が自信と誇りを持つ国を、我々の手で再構築しなければなりません。自民党が日本を守ります。それが自民党に課せられた責任ですが、その第一歩は、4月に行われる統一地方選挙です。県知事選、県議選、そして各級の首長、議員選挙が行われます。その前に政局があるかも知れません。予断を許しませんが、統一地方選挙に自民党が勝利することが、国を守る第一歩となります。何卒、自由民主党にご理解、ご支援を賜りますようお願い申し上げ、新年のご挨拶と致します。

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